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そして伝説へ…

 投稿者:トリトンメール  投稿日:2001年 5月 7日(月)20時37分53秒
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   タイトル戦から数日経った今、6年前に後楽園飯店で初めてお会いした時のこと(それ以前に、ラウンド中に二度ダウンしても逆に倒しに行っちゃう凄いルーキーがいる、という話は聞いてましたが)、並み居る敵をバッタバッタとなぎ倒し、KOの山を築かれていた頃のこと、祝勝会に何度か出席させていただいたこと、タイトル戦が決まりかけてはキャンセルが続き、浜田マネがやきもきされてた頃のこと、ご自宅に押し掛けた時のこと、愛車の青い日産車(180SXじゃなくて何て名でしたっけ、アレ)に乗せていただいたこと、ファミレスやイタリア料理店、割烹屋さんで食事をご一緒したこと、お部屋に飾られてた小山ゆうさんから贈られたという『がんばれ元気』のカラー原画色紙(私も『元気』読んでボクシング・ファンになった者です)、西岡選手の試合観戦後、何人ものファンの方々から握手やサインを求められていた人気者ぶり(実際に握手された方たちの他に、遠巻きに憧れの色を漂わせて見つめる瞳が多数あったことを私は見逃していません)等々、色々思い出しています。

 日本チャンピオンに君臨された記録とともに、ファンの記憶に強く残る名選手であること、圧倒的な存在感、さらに言えば、条件が許せば世界も夢ではなかった天才的なパンチャーぶりを、私だけでなくここに書き込まれている方々全員、忘れることはないと思います。

 リング・サイドで応援した試合の数々が胸中去来します。
 戦ってみえる松倉さんとともに、声援する我々も熱く熱く燃え上がりました。
 自分の声に反応してくれてる、と感じたことが幾度となくあって、それがたまらなく嬉しかったもんです。

 最後の試合までの数戦の間にも、引退を思われたことが何度かあったと聞いてました。
 その都度雄々しく立ち上がり、恐らく力の衰えを感じられながらも最後の炎が燃え尽きるまで戦い抜かれた試合ぶりと生き様には、世界を目指して疾風のようにペガサスのように駈けていた成長期、全盛期とはまた別の、神々しいまでの風情を感じたものです。

 シビアな条件ではありましたが、最後にタイトル戦が実現したことは、松倉さんの中で一つの区切りになったことと想像します。
 試合後の控え室で、感極まって男泣きに泣きじゃくられる松倉さんに、
「よくやった! よくやったよ、松倉。肩の荷下ろすか。なあ…」
 そう言って、自らもまた男泣きしていた浜田さんとのやり取りが、とても高貴なものに私の目に映りました。

 きっとまたお会いする機会があると思いますから、別れの言葉は不要ですよね。
 
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